古のビリーアドオン
※この記事は2020年初頭に書いています
ヒルビリーのアドオンでおすすめの構成を紹介する。
<主なアドオン>
ビリーのアドオンで主となるのはチャージ短縮系と彫刻系の二つ。
他にも硬直短縮やカーブ性能強化、静音効果などのアドオンがあるが、
これらはどちらかといえばマイナーなアドオンであり、
一般的に強いと言われるのは先述の二つ。
ここでは、この二つの系統のアドオンを中心に紹介する。
①チャージ短縮系
チャージ短縮は4種類のアドオンが存在する。
左から、点火プラグ、プライマーバルブ、
トンプソンズミックス、キャブレター調整ガイド
短縮効果に絞って言えば、
プライマーバルブとキャブレター調整ガイドが短縮効果大(18%)、
点火プラグとトンプソンズミックスが短縮効果小(12%)の短縮となっている。
これらの効果は重複する。
<point>
4種類あるチャージ短縮アドオンだが、実は短縮効果は2種類。
アドオンが枯渇した際に同じ短縮効果のものを使えば
チャージ時間だけは同じにできるのでおすすめ。
点火プラグとプライマーバルブは純粋に短縮効果のみ、
トンプソンズミックスは硬直短縮効果(大)のおまけが付き、
キャブレター調整ガイドは硬直短縮効果(小)、衝突緩和、静音効果と
メリット盛り沢山のオールインワン効果となっている。
特に硬直短縮効果については実感すれば分かるが、
チェーンソーダッシュで接近した後すぐに鯖を追うことができる等
おまけの域を超えた強さがある。
②彫刻系
チャージ時間が長くなるのと引き換えにチェーンソーダッシュが
劇的に速くなるのがこの二つのアドオンの効果。
チャージ遅延については破滅の彫刻(左)も死の彫刻(右)も同じ(12%)
この二つの差はダッシュ速度増加の差で、破滅は+25%、死は+15%。
(%は鯖比)
ダッシュ速度が速くなることで
鯖との距離を一気に詰めることができるようになる 一方で
チャージに時間がかかり鯖に板窓まで逃げられるケースが増える為、
単純に鯖の後ろに張り付いて構えるだけではなかなか当てられなくなる。
鯖の動きを先読みしたり、独自の斬り方が必要になってくる為、
チャージ短縮系よりも敷居の高い構成となる。
<おすすめ構成>
・トンキャブ
(キャブレター調整ガイド+トンプソンミックス)
人気No1の組み合わせ。
チャー短構成にさらにスカ硬直短縮や衝突緩和、騒音緩和など
様々なおまけがついてとにかくチェーンソーが軽い構成。
・チャージ時間 -30%
・スカ硬直 -34%
・衝突硬直 -12%
・騒音 -30%
素早いチャージによって板窓まで行かせることなくチェーンソーを振り、
スカってもすぐさまチャージを再開できるので
何度も何度もチェーンソーを振り回すことができる。
取り扱いは基本的に殴りの延長。
原則として密着チェーンソーを狙う構成となる。
唯一の弱点は板グル。
彫刻なしのビリーは板グルの解決策をもたない。
倒す・倒さないの通常の読み合いをしてくれれば良いが、
沼倒し安定で延々と板ツアーをさせられると気が付けば通電してしまう。
板を数枚消化させたらタゲチェンする判断がとても重要。
・チャージ最速
(キャブレター調整ガイド+プライマーバルブ)
チャージ最速の構成。
レリーやホーキンス等、窮屈なMAPにおいても
その力を充分発揮できる為、MAPに左右されにくい構成といえる。
・チャージ時間 -36%
・スカ硬直 -14%
・衝突硬直 -12%
・騒音 -30%
一方でトンキャブに比べればスカ硬直は若干長めとなるので、
ミスで何度も振り回す、という展開になるとトンキャブに劣る。
また、トンキャブ同様板グルに弱い。
・W彫刻
(破滅の彫刻+死の彫刻)
チャー短の対極とも言える構成で、
チャージ時間最長、ダッシュ速度最速。
・チャージ時間 +24%
・ダッシュ速度 230%→310%(鯖比)
扱いにくさは全キラー中屈指。
この構成を完璧に活かせるプロビリーは
世界中を見渡してもほとんどいない(らしい)
最大の魅力はビリー唯一の弱点である板グルで読み合いに持ち込めること。
逆にその場面を活かすことができなければW彫刻の魅力はほとんどなくなり、
チャージ時間増加という大きな欠点ばかりが目立つこととなる。
チャー短構成なら間に合っていた距離の板や窓に間に合わない、
というのが最も大きなストレスであり、
熟練ビリーでもこの構成を敬遠する最大の理由でもある。
また、他の構成と違って読み合いを基本とした立ち回りに持ち込む必要がある為、
単純に「どの場所でどういう読み合いをするか」といった知識が求められる。
さらにその読み合いには直角チェーンソーやステイン隠しといった
中級者以上を対象としたテクニックも必須となる為、
ビリー1年生が取り扱うには敷居が高い。
文字通り職人系の構成であるといえる。
・キャブ彫
(キャブレター調整ガイド+破滅の彫刻)
彫刻のチャージ遅延をチャージ短縮アドオンで相殺する構成の一つ。
デフォルトと変わらないチャージ速度でダッシュ速度アップから
硬直短縮まで付随する、正に万能構成。
トンキャブが苦手とする板グル・ジャングルにおいても、
(W彫刻ほどではないが)読み合いに持ち込むことができる。
・チャージ時間 -6%
・ダッシュ速度 230%→275%
・スカ硬直 -14%
・衝突硬直 -12%
・騒音 -30%
トンキャブとW彫刻の中間といえる構成だが、
あくまで基本は密着チェーンソーとなる。
実はこれは先述のW彫刻にもいえることであるが、
鯖との距離が離れた状態ではいくらダッシュ速度が速くとも
どうしても読み合いの余地が残されてしまう。
いかなる構成においても板窓のない場所においては
密着が最も成功率が高い斬り方である、という事は覚えておきたい。
・トン彫
(トンプソンズミックス+破滅の彫刻)
キャブ彫のキャブレター調整ガイドをトンプソンズミックスに替えた構成。
若干チャージが長くなる一方で硬直短縮効果が大きくなる。
・ダッシュ速度 230%→275%
・硬直短縮 -20%
キャブ彫に比べればマイナーな構成であるが、使ってみると意外と快適。
チャージ時間が若干長くなるとはいえ、デフォルトと全く同じ時間であり
そこまでチャージが重くなったという実感はない。
その一方で硬直短縮効果は体感できるレベルで、
急接近からすぐにチェーンソーを構えられるメリットは非常に大きい。